くわいって何?

くわいは、オモダカ科の多年生水生植物で、食べる部分は、地下の根のような茎にできる塊茎です。くわいの塊茎は、水面から15cmほどのところにあり、翌春に伸びる芽がついているので「芽が出る」「めでたい」ということで、縁起のよい食材としてお正月などに欠かせない野菜になっています。

くわいの種類
埼玉県で栽培されているものは「青くわい」「京くわい」といわれるもので、塊茎の表面が美しい青色をしています。くわいには、他に「白くわい」「くろぐわい」「吹田くわい」があり、収穫量の多さでは「白くわい」、商品価値が高いのは「青くわい」、食味がいいのは「吹田くわい」といわれています。中華料理に入っているシャキシャキした食感のくわいは「白くわい」で、埼玉の「青くわい」は、お芋のようなほくほくとした食感です。
くわいの選び方と保存方法
くわい独特の青い色が美しく、芽がすっと伸びていて、傷がないものを選びます。買ってきたら、水で洗い、濡れたままビニール袋に入れて、乾燥しないようにしっかりと口を閉じて冷蔵庫で保存します。2週間は持ちます。 水に入れたまま、寒いところに置き、時に水をかえて保存する方法もあります。